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20代が読むべき小説5選

20代の私が「20代が読むべき小説5選」を紹介。

いきなり結論から書こう。


虐殺器官:伊藤計劃
ハーモニー:伊藤計劃
すばらしい新世界:オルダス・ハスクリー
華氏451度:レイ・ブラッドベリ
1984:ジョージ・オーウェル

虐殺器官とハーモニー:伊藤計劃さんの2冊

ゼロ(2000)年代を代表するSF作家、伊藤計劃(けいかく)

1974年東京都生まれ、武蔵野美術大学を卒業、デビュー作「虐殺器官(2007年)」作家デビューから2年後2009年に亡くなるもデビュー作はゼロ年代(2000年代)の日本SFベストに挙げられる。類稀なる才能の持ち主。

主な受賞歴


・アフタヌーン四季賞のコンテスト佳作(1999年)
・星雲賞(2009年)
・日本SF大賞(2009年)
・フィリップ・K・ディック賞特別賞(2011年)

作品の特徴

後に紹介する作品すべて一人称で書かれている。読む側が主人公になった感覚で読み進む。虐殺器官では「ぼく」、ハーモニーでは「わたし」。

小説自体が「作品の世界の中に存在するテキスト」「作品の世界の中の人物への語りかけ」が多くみられる。言い換えれば小説を通しての現実世界へメッセージが多く見られる。

虐殺器官(2007年)

アメリカのWTO、世界貿易センターへのテロが起きた9.11から先進国は管理社会へと移行してテロを排除した。一方で後進国では内戦や大量虐殺が増える現象が問題となっていた。主人公である米軍のクラヴィス・シェパード大尉は、トリガーとなる謎の男ジョン・ポールを追いかける。
-2006年:小松左京賞の最終候補、ベストSF2007国内編1位

虐殺器官の小説レビューはこちら

ハーモニー(2008年)

前作の虐殺器官から大災禍と呼ばれる世界的な混乱が起きる。人類は貴重な人的リソースとして扱われる福祉厚生社会を作り上げる。病気やガンさえも医療分子の発展で駆逐され、人々はお互いを思いやる世界で生きている。思いやりに飽き飽きした主人公:霧慧トァン。過去に餓死することで自分たちを示すと御冷ミァハとの約束を守れずに13年過ごす。後悔をひきずるトァンはある日ミァハの影をつかむ。
-2011年、フィリップ・K・ディック賞特別賞を受賞

ハーモニーの小説レビューはこちら。

  • この記事を書いた人

ぜべるん

名古屋の郊外で働く介護士4年目です。 将棋の藤井くんと同じ瀬戸市の育ち。 当ブログでは読んだ本の書評や感想を主に記事に書いています。 Apple信者でMacbookPro、iPad、iPhone、AppleWatcheSE揃えてます。 イラストは地道に勉強しています。 3度の飯よりブラックコーヒー好き☕️

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