
「アールジュネスの版画展って何があるの?」
「やばいって聞くけど何がヤバいの?」
「SNSで見るイラストとどう違うの?」
最近売れているの
プロのイラストレーターさんの版画展で
「アールジュネス版画展」というのがあります。
アールビバン株式会社というのが母体で
7~8月で全国を転々と開催されています。
この度、2022年7月16~18日に
名古屋市にあるウインク愛知にて
開催されたアールジュネス版画展に
お邪魔したレビューを書いていきます。

アールジュネス版画展のよかったとこ

ストレートに
スマホやPCの画面では再現しきれない
色味など隅々まで観れます。
「それの何がいいの?」という方へ
オススメしたい書籍があります。
アートを鑑賞するとは
絵の詳細を言葉に起こして
自分の頭の中に焼き付けることです。
例えばですが、
今回のアールジュネス版画展で
私が「やばい」と思ったのはokama先生の
「花束の花嫁」という作品です。
ざっと書かせていただくと
肌の白い黒髪の少女が一輪の花を持って微笑んでいる。
中の人の感想
周りは色とりどりな花に囲まれていて、少女の背中からは
青い翼が左右に伸び羽ばたこうとしている。
着ているドレスには透明な長いフリル、
縁には金に光る装飾がなされていて、
鮮やかな花にアクセントが際立っている。
周りの空気は左奥から緑のある景色から右へ紫と変わり
まるで、現代の不安を抱える人間の内面を映し出しつつ
未来への希望を表現しているかのような作品だった。
「アート鑑賞、超入門!」を読んだうえでの
言語化しました。
スマホやPC画面越しに見るイラストとは
色味や深みが別物です。
スタッフさんに頼んで、
スポットライトエリアで
20分ほど言語化するために
格闘していました。
太陽光に近い波長があたると
まるでオーバーレイ効果で
赤みが掛かって明るく見えるし、
光がないと乗算効果でダークな印象になります。
光を当てて見たとき、
私は感動しました。

買ってません!
イラスト勉強の一環ですから!
アールジュネス版画展の悪いところ

ストレートに
版画の購入は要注意です。
最低でも25万円(税別)から始まって
100万円の版画が飾られています。
現代アートには属していないので
海外で有名なバンクシーのアート絵画とは
モノが違います。
例えるなら
車でもスポーツカーや高級車と
同じモノです。
絵師さんのイラスト画集などに
掲載されているもイラストもあります。
ただ、版画にするにあたって
版画用に調整された色味になっていたり
光のあたり加減でレイヤー効果が変わったり
値段相応の作りになっています。
繰り返しますが、
イラスト版画は嗜好品の仲間なので、
「俺はスポーツカー買うんだ!」くらいの
意気込みがあるなら、イイと思います。
アールジュネス版画展の全体的によかったところ

ぶっちゃけて、
生で版画イラストを観ることで
イラストへの見方が変わります。
デッサンだの描きこみとか
気にしなくてイイんですよ。
「この版画イラストがやばい!」と
1枚の絵として見たときに
どう感じるかが大事です。
今回のアールジュネス展示館では
okama先生以外にも
・背景絵師のmocha
・Anmi
・三嶋くろね
・Hiten
といった人気イラストレーターの
版権イラストも版画でありました。
版画で見るのとpixivやSNSとは
また違った魅力を楽しめます。
ぜひとも、
「アート鑑賞、超入門!」を読んで
このようなイラスト版画展を
楽しめるようになると
面白みが増しますよ!

うるさいかなぁ。
アールジュネス版画展はこんな人にオススメ

・イラストの勉強がしたい方
・実物のイラストとアートの融合が見たい方
・推しの絵師さんの版画を楽しみたい方
よくぞ緻密なイラストを
やばい版画にしてくれたなぁ。。。
そんなスタンスで
絵から感じ取れるものを
吸収して、楽しむのがベストです!

私は帰りに会場にあった同人誌を
ちょこっと買わせてもらった。